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これもウネンさんのです

やっぱり、心配したとおり、私の写真では、ウネンさんの作品のよさを伝えきれません!どうして針金の線がめろめろになるの。ははは(笑ってごまかしてはいけません・・・) 写真をクリックして、別画面で見ると、針金は少ししゃきっとしますので…。

これもウネンさんのです_d0132988_3444457.jpg


(写真に写っている男性はウネンさんではありません)
例によって、自転車生活者の私は、20時のオープニングに、ままチャリ完全武装で走ったわけで、新聞記者や他の紳士・淑女に囲まれているウネンさんのそばには、あまり近寄らず、隅で写真をとっていました。ウネンさんの奥さんは背の高い、おおらかなドイツ美人ですが、彼女が私を見つけて「KOKO!これどう、アジアっぽい。今日の為にセコンドハンドで見つけたのよ、あはは」と、見るからに派手なチャイニーズバックをシックな黒のいでたちにぶら下げて、一段とおしゃれに見えるから不思議です。

会場の非常口を示す緑の表示や、排気口のメタリックな色は、注意深くトレッシングペーパーのような半透明の上に、白アクリルで荒く筆跡を残して塗リ込められたもので覆われていました。彼の作品の微妙なモノトーンを邪魔しないように、しかも単に白い紙を貼り付けたのではないところをみると、それもウネンさん自らの仕事でしょう。


オープニングの解説者は、フェルトや針金は、モンゴルで生まれ育ったウネンさんが、親しんできた素材だったと、話していました。確かに、芋虫にしろ他の作品にしろ、彼の針金の扱いの巧みさが魅力になっています。それが小さい頃から親しんできた技というのは、頷けます。だから寛太氏やTaruさんが感じるような、一見ひょうきんな楽しさとして、技が表現の中に生き生きしているのでしょう。

針芋虫をみて、すっかり元気になった私は、帰り道飛ばしすぎて、2回道を間違えそうになりました。

オイラーが ・・ : Unen Enkh
Commented by naoko at 2007-11-10 09:55 x
ここはどこ??
密輸のお話や、あれあれ、、の森から迷い込んできました。
私はドイツにいるんですねっ。それだけで感動です!
そして、ウネンさんという方の作品、
針金がこんなに表情を持つなんて・・・
線が何とも。。金属なのに柔らかな温かみが伝わってきます。
・・・私、素敵なところへ迷い込んだものです。

周りを見渡すと、私は場違いな気もしてますが、
また図々しくお邪魔してもよろしいでしょうか。
簡単にドイツに飛べることに味をしめました。(笑)

  遅くなりました。tarutaruさんの森経由 naokoでした...
Commented by tarutaru at 2007-11-10 23:15 x
naokoさんフェラーリに乗ってふら~りとこんなとこまで来ちゃったの?
気をつけて帰るんですよ~

うお様、よろしく。才色・・・菜食?彩色?兼備の有能なレポーターです。
Commented by kokouozumi at 2007-11-11 06:23
ただいま、現地の時間は22時01分。気温摂氏5℃。曇り後雨。
長らく、又は瞬時の、11時間飛行、又は真っ赤なフェラーりの旅お疲れ様でした。
ワー、Naokoさん、Taruさんの森でおしゃべりしているので、私はもうすっかり、みなさまと友達と思っているちゃっかり物です。
ウネンさんの作品が私にとっての魅力なのは、要の技を見せつけるのではなく、いかにも本人が楽しんでいるよう感じるところです。本当にそうなんだと思います。Taruさんのもそうですね。
Taruさんのお陰で、Naokoさんと、あっちでもこっちでもおしゃべりできるの、これからとっても楽しみです。有難う!

いずれ、密輸の話なども…
Commented by kokouozumi at 2007-11-11 06:37
Taruさん、こちら雪はまだです。何しろ町場ですから。はは、話があちらこちら、交差していますね。それに時差が8時間もあるのですから、ストーリの展開にめくるめくものがあります。

才色・・・菜食?彩色?兼備の有能なレポーターを派遣してくださり、有難う。で、これも交差する話ですが、日本では今時分、落ち葉を集めて。焚き火して、その中にお芋を忍ばせて、、、なんて風物詩は茨城でも見られないのでしょうか。

今度、楽焼の時、ソーセージとかマシュマロとか余熱で焼いてみては?こちらで穴窯の時よくやるよ!
Commented by (^ิิ౪^ิ) at 2007-11-18 13:09 x
う~ん、これはナカナカ知的で繊細な作品群でつな。
わたしはこ~ゆーの好きで砂。
ワビサビに通じる独特な精神の軽やかさが有松。

しかしドイッチェはもう寒そうでつな。
東京もだんだん寒くなってきますタ。ああつらい季節じゃ~。
Commented by kokouozumi at 2007-11-19 17:43
(^ิิ౪^ิ) さん
う~ん、この顔もなかなか熟練の境地ですね。

>ワビサビに通じる独特な精神の軽やかさが有松。
精神の軽やかさ! そこなんですね。
なるほど!
ウネンさんの作品はどれも、見ている人を楽しませます。

室温14度以上だったら、大丈夫まだ堪えられます。
by kokouozumi | 2007-11-09 05:03 | 美術 | Comments(6)

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by kokouozumi