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次は選挙・・・






7月18日、日曜日 選挙に行ってきました。
投票会場は家から自転車で10分ぐらいのところ。Seepark(湖公園)のそば、ひょっとしたら日本で知名度の高い、フライブルク・エコステーションのすぐ傍にある学校の教室。休日の学校を借りて会場にすること、選挙人は地域ごとに通達された選挙会場に行くことは、世界共通なのでしょうか。

→ 選挙ルーム → 選挙ルームに従って、ひょっこり部屋に入ったら、合計4人もの人々がにっこり!なにか待てど暮らせど見学者がやってこなかった、過去の展覧会を思い出して、つい盛り上げなくちゃいけないかな?なんて余計なことが心をよぎりました。

「18人まで選べるのね?」と聞いたら、「一人でもいいんだよ」と入り口のアフリカーナが答える・・・「最高19人までだけど、それ以下の何人まででもいいのよ」と前方のお姉さんの一人が答える・・・。私は18人のリストを用意してきたので、さらに一人加えることは遠慮しよう。

「投票率せめて10%になるといいね」などとつぶやいたら、前方のお姉さんたちが「前回の投票率は何パーセントだっけ?」と話しているので「6,8%」とさらにつぶやいたので、「集計は公開でやるから、よかったらどうぞ」と、誘われてしまいました。

合計10箇所では2600人から1700人分の投票用紙が用意されていました。私の行ったところの、約1900人のうち87人が足を運び、無効が2件という数字は、ほぼ前回と同じ。全体ではどうなるのかな?

選挙の数日前に前諮問委員会・会長や立候補者代表と市議会議員による公開円卓ディスカッションが行われました。私は行かなかったのですが、後から新聞で、そのときの中心テーマがコソボ・ロマ難民だったと知り、残念でした。現在彼らの1/3が消えてしまったそうです。それは難民帰還協定の後、他市の難民収容所では既に起こっていた現象で、強制送還を恐れた人々が密かに移動したのかも知れません。

では、諮問委員会に何ができる、どのような救済手段があるか・・・は委員会の権限にかかわってしまいますから、簡単に要約するのを避けます。仕事を探したり、子供たちのドイツ語補習授業をおこなったり、名誉職の身では相当の労力がかけられたと思います。ロマたちだって、人任せではなかった。近郊の町で募集した工事現場労働者の希望リストに、同じ住所での違う氏名がずらり並んだことがあったそうですが、その住所は収容所の所在地でした。

Frei Burg (自由の砦)という名前の町フライブルクの、移住者諮問委員会が自由な可能性を持ち続けますように。



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日本では参議院選挙の結果が、メディアや報道紙面をにぎわしているようですね。
投票率50%ですか。 (12日発表の確定投票率は選挙区、比例代表ともに57・9%)


こちらフライブルクでは、その日本の選挙に比べようもない小さな小さな選挙が、来週の日曜日7月18日におこなわれます。外国人移住者代表の市議会諮問委員会メンバーを選出するものです。

私がこの諮問委員会の存在を知ったのは2005年、前回の選挙の際、市から選挙有権者である由が通知されたからです。そのときは興味がありましたが、いったい誰を選出すべきか事前のインフォメーションが何も得られず、棄権しました。


諮問委員会は5年任期で今年新たなメンバー選出というわけです。私のようにインフォメーションが無くて、選挙できないよ~という声が、あったからかどうか?今年2月から諮問委員会発行、季刊新聞が始まり、2010年第2号に、今回の選挙に立候補した人たちが紹介されています。 その新聞を見逃した方は下記のサイトに
立候補者その他の詳しいインフォメーションがあります。

Migrantinnen- und Migrantenbeirat Freiburg

ちなみに2005年の投票率は6,38%(有権者総数19904人のうち1270人のみ投票した。立候補者数59人!!)

この諮問委員会選出は1986年から始まっていたのですが、第一回の投票率は31,1%(有権者約5000人のうち15535人の投票)ということですから、フライブルクに住む外国からの移住者数が増えてもこの小さな選挙に関心を示す人はいつも同じということでしょうか。

下の写真は、先日立候補者を公示する会へ参加したときのものです。
今回の立候補者は約80人!!会場にやってきたのはこの立候補者集団以外に、ぱらぱらと10人いたかな?というさびしいものでした。

*続きは又後ほど、写真の下に・・・


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ここは歴史的商館という建物の小ホール。フライブルク市の商取引や商人の通行税がここでやり取りされた。後に市議会の会議室や地方議会場だったこともあり、現在では市の催し物会場。音楽会もよくおこなわれる。


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真ん中の赤いセーターに作業ズボンスタイルの人物が前委員会・会長。ブラジル出身の大学教授。今回も立候補しています。

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この人物はこの建物の管理人さん。私の事務所務めのころ、裏方仕事で良くこの建物へ出かけることがあり、すっかり顔なじみだったので、今回は久々の再会となりました。「このような会合を一般市民としてどう受け止めますか?」と聞いてみたら、「建設的なやり方だからいいと思うけど、一般的な難民問題となると、ドイツ内には約100万人の不法滞在者が居るといわれているから、やっぱりその状況は恐れにつながるよ」と話してくださった。今度会う機会があったら、ステンドグラスについて聞いてみます!



この外国人移住者・諮問委員会への私の興味は、やはり難民問題をこの委員会がどのように表現するか、どのように扱っているかでした。新聞の2010年、1号にはロマ滞在権運動ということが少し書かれていたので、今年4月、5月の市長選以降に発行された2号には、その後の経緯なりが記事になっていると期待しましたが、直接ロマに関するタイトルの記事は無く、ただ初代諮問委員会・会長という人物紹介の中にそれらしい行動が出てきました。忙しかったので(サッカーを見ていただけという噂もある)ざっと訳しただけです。間違いに気付かれた方は教えてください。

1970年ドイツへやって来たイタリア人Alborino(アルボリーノ)氏は、まず荷物配達人の仕事をしながら、当時移民が住んでいたバラック小屋の写真を撮ったり、街頭演説をするなど、いわゆる政治的な活動を始めた。不満があったからではなく、自分の住む場所を自分の町と感じられるようにしたかったからだ。

1982年、労働者仲間で「地方自治対における外国人代表委員」を組織したいと市に提案したら、市議会の諮問委員会という形で承諾され、1985年最初の諮問委員会メンバー選挙がおこなわれた。Alborino氏は以来2000年まで委員長を務めたが、市議会議員にもなっている。

第一回の選挙は、立候補者の出身国に制限があり、そこからの移民数の割合に比例した人数が選出されるもので、会長になった彼はまず、その制度を変えて枠をはずし、出身国に関係なく有権者は誰をでも選出できるようにした。

Alborino氏時代、諮問委員会はアクションが大きかったようで、難民収容所の体制改善にハンガーストライキとか、ウィリー・ブラント(当時社会民主党・党首)の難民に関する発言にプラカードデモをしたり・・・諮問委員会の存在が最もアピールされた事件は、フライブルク聖堂広場をクルド人難民が占拠した際、彼らと警察や教会の間を取り持つ役目を果たしたことだった。

初めは、場所も立場もお金もなく、委員会メンバーのみんなが寄付をしてやりくりしていた。残念なことに、諮問委員から後に市議会議員になった何人かは、その後全く諮問委員会の仕事を顧みなくなったことだ。それ以上に残念なのは、毎回の少なすぎる投票率。

その原因は色々考えられるが、移民間の政治的対立、それから間違った期待(誰かを選べば仕事や住居の相談が出来るのかといった)、移民の多くはもう長いことフライブルクに住み続けており変化がなく、つい最近少数の難民がやって来たぐらいだ。市民権も取得して、次世代の子供達はもう移民ではない。またフライブルクは大学町で多くの留学生が長期滞在をしているが、彼らは選挙に興味がない。

しかしながら、外国人移住者諮問委員会は必要だ。そこに参加したり、何かと戦ったりするチャンスになる。諮問委員会は単なる相談役で発言権がないと、政治家は言うが、私にとって、政治の意味は政治的な椅子に座ることでない。単なる団体でも力は持てる。



Alborino氏の記事を読んだ後、人物の写真をよーく眺めているうちにあっと、思い出しました。
このおじさんに、私は「会場の写真をとってもいいか」聞いたんだった!見るからに近づきやすそうな人だったから・・・・
Commented by M野 at 2010-07-12 22:57 x
日本の選挙も終わりました。正直なところ参院選にしては盛り上がったと思います。とはいえ、本当に入れたい人がいないんですよ。
おかげで、ショッピング感覚での政治状況なのかな。日本人は本当に安定を望んでいるのかな?
期待の外国人移住者代表の市議会諮問委員会ネタですね。アレ!この建物って教会?ローマの教会のようにドームにしたかったのに出来なかったから天井の装飾がなんかへん。ステンドグラスが新約聖書の1シーンなのかな。信仰の厚い人の個人邸宅なのかな。なんか肖像画がいっぱいだし。なんかカソリックっぽい。
さて、私にはこのシステムは日本にもあうのではないかと考えていましたが、訳7%の投票率ですか!うーん。ますますあうかな。
とはいえこれはどうしてでしょうか。考えられるのは1)定住したい人が相対的に減った。2)権利を主張出来ない、差別的なことがある(うおさんのブログからは考えられないのですが)3)あまりにも平等なので権利を使うことを忘れてしまった。4)忙しい。
どうでしょうか。
Commented by M野 at 2010-07-12 23:12 x
追加
5)行政に必要がない。6)外国人同士の対立が激しすぎる。7)宗教的な理由。もしかするとこの建物を嫌う人もいるかも。8)現在のフライブルグの非ドイツ人はネットの住民なので、リアルは考えたことが無かった。
どうでしょうか。
個人的に3)だと思うんですが。
Commented by kokouozumi at 2010-07-13 07:21
M野さん
今日は続きを書くので遅くなりました。明日返信します!!
Commented by うお at 2010-07-14 04:36 x
M野さん
日本の参院選の結果をネット新聞で探すと、開票結果がでた時点では、再び自民党の議席が増えたことを知りましたが、それから2日経つと、細分化されたニュースの列で、もう私は何がなんだかわかりません。日本の国全体の政治にすっかり疎くなっていることを感じます。

フライブルクという町に閉塞しています。
写真の説明に入れましたが、この建物は中世に、フライブルク市の重要な財源となる商館として建てられたものです。この建物によく行ったのに内部の建築様式や肖像画の人物は誰か、無頓着でした!
聖堂のステンドグラスの窓ひとつひとつには、建設スポンサーのマークが入っていたりします。手前のステンドグラスにもワッペンがついていますね。それにどんな意味があるのか、今度はちゃんと調べます。

Commented by 河西文彦 at 2010-07-14 06:08 x
移住者諮問委員て、今日本で起こりつつある 外国人への参政権付与みたいな性格を持っているのですか?すみませんインゴルシュタットでも一度外国人の選挙した事がありますが、確か 外国人の意見を市議会に伝える ような 立場に思えたのですが、これって外国人への参政権とは一寸違いますよね。 なんかよく理解していなくて申し訳なし。
Commented by うお at 2010-07-14 06:10 x
M野さん
この諮問委員会、仕掛け人にイタリア移民労働者という方が登場してすごそう・・
諮問委員会は当時多く住んでいた外国人の国籍によって旧ユーゴスラビア、トルコ、イタリア、ギリシャなどに限定されて始まったようですすでに私より長く住んでいた日本人からも諮問委員会のことは聞いたことがなく、その存在よりも、市の部署として外国人担当課があることを知っていました。フライブルクに住む男女それぞれ3人に一人は何かしらの外国籍ルーツを持つと計算されている場所ですから(ヨーロッパはどこでもそうかな)、そのような課が当然のようにあるのでしょう。

さて投票率の低さは、M野さんが想定した理由のどれも少しづつ当てはまるような・・・宗教的な理由はとりあえずないかな?4)がもっともリアルな理由かな。
Alborino氏も諮問委員に立候補する人はまさか年に数回の会議で終わると思ってないよね!と活を入れていますが、具体的な仕事ができないと、存在をアピールできない・・・みんな自分の仕事もあるし・・・が本音のようです。
Commented by うお at 2010-07-14 06:34 x
河西さん
インゴルシュタットにも移住者の諮問委員会があるようですよ。葛西さんが経験された選挙もその組織がイニシアチヴをとっていたかもしれませんね。諮問委員会はおっしゃるように外国人の意見を市議会に伝えるのみで、直接の参政権ではありません。
いろいろなところから聞こえてくる情報によると、現地学校での母国語補習授業の普及などが、この組織の成果といえそうです。ドイツにやってきたばかりの両親ともドイツ語がよくできない場合、子供たちを助けようというドイツ語補習も。
そちらでの日本人の参加具合はいかがでしょう。お店で話題になることは?
Commented by 河西文彦 at 2010-07-14 12:43 x
インゴルシュタット日本婦人会(仮称)の一人が 今回の日本の参院選挙海外からの投票に行って来たそうです、後は 今話題の「喫煙」について投票したいとか そのくらいの話題です。結構 トルコじんとか東欧からの移住者が多い(多数派!)様子、年のドイツ人は 結構苦虫を噛み潰して居ます,ドイツのパスポートを持ったトルコ人の市会議員も活躍しています、フォルクスフェストでは けんかが多いですがね。
Commented by tarutaru953 at 2010-07-14 21:27
日本の選挙、総務省は12日、確定投票率は選挙区、比例代表ともに57・9%だったと発表したようです。 前回の07年参院選(選挙区58・64%、比例代表58・63%)と比べ、選挙区で0・72ポイント、比例代表で0・71ポイント下回った。 とあります。50数%ちょっとの表現から訂正しておきます。
投票率が低くても選挙は無効にならないそうですが得票が割れて一定数に満たない場合は当選ができない、日本の場合はそういう法律のようです。最終的にはその場合はPKで決める?なわけありませんよね。

この建物が不正も腐敗もない厳粛なものに感じさせてくれますが・・・・
Commented by うお at 2010-07-15 06:35 x
河西さん
おーおーその御婦人はミュンヘンへ投票にいったのでしょうか。領事館のある都市に住んでいると海外投票も比較的楽ですが、離れた町からは、本人が投票用紙を取り寄せ、日本へ郵送となります。領事館からのインフォメーションが個人に廻ってくる通信網が確立していない町に住んでいると、見逃しがちです。

地方自治体であれ、外国籍の人が議員になるには市民権を取ることになりますね。ドイツで政治や法律を学ぶと必要なくても市民権テストを受ける義務があるとか。フライブルクの外国人諮問委員会、初代会長のAlborino氏も議員になってますが、きっと市民権テストを受けたのですね。このテストに関してもいろいろ面白い話があるようです。330問を全部調べた外国人が1問答えられない質問があると発見したりとか・・・
また、お店で面白い話がでましたら、教えてくださいね。
Commented by うお at 2010-07-15 07:09 x
Taruさん
確定投票率を教えていただきありがとう。参院選は衆院選にくらべて、いつも投票率少なかったですね。ドイツ市民は律儀に選挙には行くのだろうと思ったら、そうでもない!(国の選挙と比較すべきですが)4月の市長選は確か50%以下でした。

「得票が割れたらPKで決める」ことになったら、それだけで投票率上がりそう!自民党は芸能界ではなくJリーグに勧誘にいくかな。
今回の諮問委員会選挙は事前にAlborino氏が新聞記事のなかで投票率に触れていました。その中で大学生の関心が薄いと・・・ある学生の報告では、今回メールレターで選挙への呼びかけがあったそうです。

この建物、歴史的商館という立派な名前にたがわず、格調高い造りで、トイレに行っても背筋が伸びる・・・ことはありませんが、諮問委員会を市がかなりバックアップして、このような場所を提供しているな、と感じました。さて投票率どうなりますかね?
Commented by 寛太 at 2010-07-15 07:21 x
政治にかかわるというとき外国人にとって大きな問題がやはり言葉ですね
日常用語とかけ離れた聴いたこともないような言葉 自国の言葉だって教養がなければ使えない
当然こういう選挙に出ようとする外国人は勉強していると思う
そんな市とつながるようなエリート外国人に俺たち難民の何が分かるんだ行って言う程度の低い嫉妬心だってないとはいえない

エリートほど勉強もしいろんな苦しい思いもしてこの地に骨を埋めようとしている 政治に対する意見もはっきり持っている
その反面たいした理由もなく目的もなくこの地でなんの義務も果たさず言葉すら勉強せずただ生きてる外人もいる それが大半だ
感心のあるものと感心のないもののギャップが大きくなっているということはいえるかも
正直息子がドイツの政治経済勉強してるの横で見ていてまったくドイツ語が分からなかった 訳すべきベースの日本語と接点が見つからない
こういう中途半端な外人もいる

投票率 の低い理由 
外国人がこの地に問題意識を持ったら 出て行けばいい
外国人がこの地で楽に暮らしたいなら  黙っていればいい
が根強いのかも
Commented by うお at 2010-07-16 05:38 x
寛太さん
外国人にとって確かに言葉の壁はいつもついてまわりますね。
寛太さんからのコメントを読みながら、ふっと思い浮かんだのは、妙なことですが・・・フライブルクという町の規模、現在は人口約30万の都市ですが、何をするにもコンパクトで便利と感じさせられます。
それゆえ、諮問委員会発行の新聞が全戸に配達されて、選挙だ立候補者の公示だ・・・と知れば、その気なら簡単に会場へ足を運べます。

そのとおりに、私はいとも簡単に立候補者の発言を聞いてきたのですが、彼らのドイツ語はわかりやすかった!!かりに彼らがエリートであっても、30年もドイツに住んでいたとしてもです。やはり外国人なのです。

立候補者を目にして、彼らが実際に話すのを聞いて、それぞれのモチベーションが感じられました。決して難しい話ではなく、自分の体験からぜひ何とかしなくちゃと自然に話す人、いつまでも長々と自分の経歴を話す人(この人が諮問委員になったら会議が進まないだろうな)・・と、
私自身に政治的ベーシックがなくても、選挙したい人を、十分検討できました。

フライブルクではそんな風に何かの行事が身近なのです。
Commented by うお at 2010-07-16 06:46 x
寛太さん 続き~~
さて興味、関心、好奇心について、あまり他人事ではなく、私のこととして考えてみました。するとこのブログにもかかわってくるのですが。ロマの写真展→フライブルクのロマ→諮問委員会が難民問題をどう捉えるか・・と、以前にも書きましたが、単純にそんな好奇心で町の動向を追いかけてみたくなります。

そんな中から新たに学ぶことや、知ることができます。初代の委員長の話から、そのころの移民はいわゆる学生運動の時代人で、今とは政治への関心度がちがうのではないかとか。

ところで立候補した人達の出身国は新聞のリストにも記入されていません。紹介の際、それぞれが話した出身国をメモしてきましたが、中近東・東欧・ロシア・アフリカ・南アメリカ・インドです。つまり中央ヨーロッパの人々は自分たちを外国人とは思っていないから、諮問委員会の必要性を感じない。それからアジア人は消極的。それが投票率に関係しているかも・・・
Commented by 寛太 at 2010-07-16 20:16 x
ふううむ
やっぱり難しい問題だなー 今回のテーマは
どんなに長くドイツにいても あっしは日本的に考えてしまう
外国人の義務と権利 とか言っても なんかここにいさせてやってるという権威的な感じが強くって (スタートの国外退去命令から) びびってる
こういう公の場に出て発言したり 同じような境遇の外国人のために何かしようとか 正直とても自分では思えない 

仮に宗教的な理由で 押さえつけられていたり 仕事上で差別があったりしたら もっと感心持つのかもしれないけど

ドイツの寛容さには 感謝してるし 

こういうことが行えるフライブルグはある意味特殊なのかもしれないね

Commented by nachopapa at 2010-07-16 21:22
★★★★☆★★★★☆
★★★★☆★★★★☆
こんばんわうおさん(^v^)ニコ

45歳にもなってこう言っちゃ恥ずかしい事なんですが、
最近選挙とか政治とかが分からなくなってきました。

そもそもが明確なイデオロギーを持っていない事もあって
(ある特定の政党を除いてですが)、「こちらが勝つな」と思った
政党の反対に入れる様にしていました。

それは例え『正しい』と思える政党でも、あまりにも独裁的になるのは
好まないからです。
でも…今回は悩みました。毎回選挙に行くのですが…今回ほど困った事はありませんでした。

色々な意見があって当然だと思います。
でもやはりどうしても過去を肯定出来ないし、かと言って現状も
合格点を上げられない。そうなると…って。
悩んだのです。


なぜだか日本ではあまり政治の話をしません…特にブログなどは
ある意味タブーみたいな感じになります。
ドイツはいかがでしょうか? 政治の話をお仲間とする事ありますか?
Commented by M野 at 2010-07-16 23:31 x
日本って、不思議な国です。議論が無い。あったとしてもそれでは政治まで及ぼすか、それもよくわからない。
政治と宗教の話題はするな!というのは金言ですが、うおさんのブログを見るたびに、この政治でも宗教でもない、真面目なんだけどちょっとなずれが面白いです。
Commented by うお at 2010-07-17 05:00 x
寛太さん
あれ、大変なこともあったのですね。
それはともかく、Stuttgartには商社派遣で滞在している日本人家族が多く、外国に住むということの観点が違うでしょうね。特に子供たちに関して、常に日本に帰ったら・・・が重要な課題で、そのような相談事をしながら同国人同士のコンタクトがあるわけですよね。

ところで、フライブルクの移住者代表諮問委員会を市役所がバックアップしながら広報している方法をみると、ドイツ人一般市民へもかなりアピールしているように感じます。寛太さんのコメントに差別という言葉が出てきましたが、日本人はあまりそのような扱いに接することはないのですが、たとえば住居を探して、ステレオタイプに嫌われる人種とか国籍とかあるようです。諮問委員会に立候補している人々の多くは、それをなくすことを目的に掲げているのです。フライブルク市全戸に配られた新聞で、外国人のみならず、一般市民が同じ問題を目にし、考える人もいるだろうと思います。

私の報告では、フライブルクのままごと政治に見えますが、そう言ってるうちに、リベラルな成果に結びつけてしまうのもフライブルク市です。
Commented by うお at 2010-07-17 06:17 x
nachopapaさん、おはようございます。
投票お疲れ様でした。今回の選挙は難しかった!という声を様々聞きました。政治家のレトリックを判断する・・・というような次元ではないようで、どこを向いたらいいの?・・・でしたでしょうか。

こちらの語学学校時代、各国の政治システムの話がでると、「何も知らない!」と自嘲したものです。いまだに日本のことでもドイツのことでも議論ではなく、教えていただくために話を聞いています。

こちらで陶芸に関して読んでいても、時代背景を実感するために、当時の政治の動きをポイントで調べたりすることはありますが、現代の政治をドイツ人と議論するのは至難の業です。しかし「これって、どういうこと?」と聞けば、いつもちゃんと解説が返ってくるのにも感心します。

床屋談義といいますが、世の中の不平・不満を言い流す、聞き流すのは楽しみともなりますが、文章になると、返答しにくいものですね。
政治というより、その人の生活観、人生観がすっきり感じられたとき、世の中に筋を通しているようで、話が弾みますね。

Commented by うお at 2010-07-17 06:44 x
M野さん
ああ~~、ばればれですね。
いつも感覚的にやっています。傍観者というかっこいいものでもありません。自分の感覚が物事と、どう接触したかをメモしているのですが、そのためにまじめにやっています。

本当の物事はみなさんのコメントの中にあるといえます。正確にはそれぞれの行間に浮かびだしてくるというか・・・

Commented by 河西文彦 at 2010-07-17 12:29 x
ドイツに何年住もうがニッポンン人は日本人です、参政権をほしいとは考えません、ドイツに住むのなら(外人として)ドイツの決まり しきたりに従うまでで 気に入らないのなら 出て行くだけです。 日本における 外国人参政権も そう考えます。意見を言ってまで生活(国)を変えようというのなら 自分の「国」ですれば良い。  過激すぎかな?
Commented by 寛太 at 2010-07-17 19:15 x
最近は企業も面倒見が悪くなって 住居なども個人任せにする会社が増えてます そんな中で 日本人といえども外人扱いで何軒かけても断られるなんて言う話もちらほら聞きます 確かにそういうテーマなら市民に訴える機関は必要かもしれません ただ半地下に入ったアラブ人が しょっちゅうコーラン大きく流すとか なんか臭くはないけどかいだことのないにおいが階段に立ち込めているとか にんにく臭いとか いつの間にか親戚が一緒に住んでいるとか まあドイツ人側からも言いたいことはあるでしょうね そういううわさが広まってるんで 先ず外人は入れないほうが無難なんでしょうね 実際自分か日本で貸家を持っていて中国人 や イラン人が入りたいといったらどう対応するか、、、、

Commented by 寛太 at 2010-07-17 19:15 x
日本人はたたみに座ってご飯を食べる
お風呂は家族みんなではいる 浴槽の外で洗う
にんにくをたくさん食べる (これは間違い でもけっこう使うかも)
外から帰ると着物に着替える
仏陀へのお祈りは太鼓をたたきながらする
もちをのどに詰まらせて死ぬ人がいる
ふぐを調理して食べるが当たって死ぬことがある
魚を丸ごと生で食べる (刺身で食べる が 生で食べる と訳され それが丸ごとかじると思われている いた になっては来たが)

まあざっとこんな印象なんで 年取った大家さんなんかは断るでしょうね
Commented by 寛太 at 2010-07-17 19:20 x
ついでに 
男は間違いを犯すと切腹する HARAKIRI
うちには必ず刀が1本あっていざというときはつかっていいことになっている
なんていうのもあった すべてこの30年に日本人の印象として聞き集めたものです
Commented by うお at 2010-07-18 05:51 x
河西さん、こんばんは
ナショナリティーとは不思議なものですね。以前読んだ九州の朝鮮移民陶工の話。十三代目だからもうほとんど日本人・・と本人も信じて小学校に入学した日、上級生からぼこぼこに叩かれた。その村の儀式のように、学校という社会に入った途端、異国人であることを叩きつけられる。家業の陶工をついで老齢になろうとする時、まだ一度も訪れたことのなかった故郷から招待を受ける。故郷の窯場で一度も話したことのなかった故郷の言葉が突然理解できたそうです。
それからドイツに住むソマリア人。世界の中で、国民がWMのテレビ中継を見ることを禁じられた唯一の国です。そうでなくとも大変な国と私たちは考えていますが、やはり故国は美しいと、そのソマリア人はいいます。
それから国際結婚した日本人、その国に、人になじみながら、子供が日本語を話してほしいと、苦労されていますね。
そのようなナショナリティーへの思いは様々で、出て行く、出て行かないでは片付かないのが、日本での外国人参政権問題だと思います。
過激というより、ちょっとせっかち過ぎません?河西さん。
Commented by うお at 2010-07-18 06:33 x
寛太さん、こんばんは

外国人に対する偏見・・というか具体例をこれだけ集めていただくとすごいですね。寛太さんが言うと笑ってしまいますが、家を大事にする大家にとっては怖いよね。一度台所の下水管が水漏れして、工事人が来たとき、そのイタリア人の職人が「日本人は何を流すかわからん」と言ったので、「イタリア人だって、スパゲッティー湯でこぼすとき、流しに何本も落とすでしょう」とやり返しました。日本人とイタリア人だから冗談で終わったけれど、いつも外国人の責任にされるのは嫌ですね。上品か下品か、インテリかどうかに関係なく、妙なところで気が抜けないです。どんな場合でも、なあなあではなく、手順を踏むよう訓練されますけどね。

しかしながら、このような外国人に対するステレオタイプはたまたイメージをこのページの中で目にすると、移住者代表諮問委員会の重要性を改めて感じさせられました。それはこのようなイメージの中に沈む、一人ひとりの人間の代表であること。さらに政治の大きな流れの中で、あまり考慮されることのない人間の代表になるべきだとも。
Commented by tomato at 2010-07-18 17:25 x
私はアメリカにいるときに差別を受けたことが何回もあります。
いずれも黒人かプアーホワイト、と言われる層から。
人権国家と言われますけど、アメリカだってある程度の層だけであって、
末端までは行きとどいていません。
私はそういうことを目の当たりにしてきましたから、
クジラやイルカの問題も、冷めた目でしか彼らの対応を見ることはできません・・・・
 
その国での外国人の問題。
確かに難しい話しです。
ましてや参政権にまで及ぶのであれば
これは相当程度以上の国民的議論が必要でしょうね。
でも、日本でもせいぜいその程度の投票率。
国民的議論なんていったいいつできることでしょう・・・・
Commented by 河西文彦 at 2010-07-18 18:15 x
うおさん! いや別に今日明日にも出て行くというわけじゃござんせん。寛太さんの情報収集も笑って読めるのが日本人です。うちでアルバイトをしているベトナムの子(今年アビトウアを終わった)がイギリスに行くのに ビザの申請が必要で結局間に合わず彼はいけませんでした。3ヶ月以内なら世界中どこへでも渡航できる 日本のパスポート やはり たいしたものです。(菊の御紋に?感謝しないと)、冗談はさておき 日本人と言うだけで 結構 ありがたい思いをしているのは事実です(私)だから外人は外人でよいと考えるのです。お客様で居ようと。
Commented by うお at 2010-07-19 06:36 x
Tomatoさん、おはようございます。

わかります。反論するのが無駄だったり、むなしかったりする状況ですね。
クジラやイルカの問題!水面下で話題にしているテーマですが、グリンピースまたはシーシェパードを名乗るグループに関してでしょうか?新しいご意見です。

それぞれの国での外国人問題は背景が違いすぎて比較にも参考にもならないかも知れません。
たとえばドイツ、純粋のドイツ人はいったい誰?と質問したくなるのに、やっぱり外国人が少数派で遠慮がち。在独30年、学識者という存在が相談役になっても頭の痛い問題ばかりでしょう。それでもやる!と手を上げる人は偉いです。

日本はもっと複雑なのに、相変わらず関心が薄いのでしょうか。そういえば、あの三法案のその後はどうなったのかな。

仙台も日増しに暑くなっていることでしょう。夏ばてしませんように!
Commented by うお at 2010-07-19 06:46 x
河西さん、こんばんは
おや、今頃は飛行機の中と思ったのに・・・「山姥うおのいるドイツはいやだ!」ってね。

ベトナム人学生のビザ問題まで持ち出して、ご説明ありがとうございます。しかしですね、「ニッポンン人は日本人です」を「外人は外人でよい」と変えただけで、お客様のふりして長居つまり永住したって、ドイツ人のお客様集めようという・・・・商魂たくましすぎます。
Commented by 河西文彦 at 2010-07-19 15:16 x
ははは 一瞬「山椒魚」と読みそうになった。山姥も後ろに「うお」とつくだけで 可愛くなるから不思議!幸か不幸か チケット代が集まらず、お客に
媚を売ってます。誤解の無いように行っておきますが、 異国に住むのなら「外人は外人で」 その国を満喫すればよい と思います。 帰化 と言う選択肢だってあるのですから。 故郷は遠くに在りて思うもの、
実感です。   
Commented by うお at 2010-07-19 16:50 x
河西さん おはようございます。
昨日の私のコメント返信、河西さんだからと冗談ばかりで書いてしまいました。読み返すとこちらでの長いご苦労とがんばりをあまりにも無視した表現になり、申し訳ありません。
私などは、自由な活動をして報われるかどうかを、結局は自分で判断するという、日々の連なりです。突き詰めると故郷ということも、報われるかどうかということも、白紙に返ってしまう中、あるいはロマたちと同じではないかと心の中で。
Commented by tarutaru953 at 2010-07-20 00:29
盛り上がっていますねえ

昔は飲み屋に行くとオヤジたちが酔っ払って
天下国家の話をガンガンやっていましたよ
その頃はまだ労働者の大量首切りも左遷もない時代でした
学生だって呑気に麻雀やったりゲバ棒振っていましたしね。
就活なんて考えられない時代です
今は大学3年くらいから始めるんですよ
ガキの頃から塾通い、猛勉して大学に入ったらもう就活!
最近じゃ、結婚出来ない若者のための婚活なんてのもある

うっかり話したら出世に響くし
親会社からは仕事もらえなくなるし
これが見えない圧力ですよね
自己保身のためと言うにはあまりに悲しすぎる
政治ネタタブーを作りあげた現実です
今の日本がどれだけ反動化しているか
金魚には水曹の水の汚れなんかわからないんですよ
悲しいことに・・・
だから立場や考え方が違っても議論することが重要な時代だと
いまこそおたがいが時代を写す鏡になることが
重要だと思うんです

外国人参政権のこと

「郷に入れば郷に従え」
ただ外国人参政権はまた別問題のような気がします
基本的には僕は与えられるべきだと思います
ただし条件付きで・・・かな

Commented by うお at 2010-07-20 07:27 x
Taruさん おはようございます。
もう、選挙会場を盛り上げようなんて、馬鹿なことを考えるのもこの業界の人間です。結構喜ばれましたけど。

懐かしいですね。あの頃はうるさいと思ってましたが、今はあの親父たちの気勢が欲しいところです。私の周りでも、筋の通った仕事をしていた人たちが、訳のわからない理由で排斥されるという事態が多々発生しています。ちょっと前までは、ある年齢に差し掛かると成熟し確立しているから、黙して語らずが美しかったのですが、今の世の中はそのような存在の意味さえも奪おうとしているかも知れません。

ものつくりは黙って作れといわれても、土台がゆがんだところで、まっすぐに見える線と同じ線を引けといわれても「俺はできねえ」といいたいところ。

Commented by うお at 2010-07-20 07:51 x
Taruさん、それで外国人参政権ですが、

なるほど、表現豊かですね!
>「郷に入れば郷に従え」
>ただ外国人参政権はまた別問題のような気がします

フライブルクの外国人諮問委員会の話ですけど、市議会という地方政治の場面で、盲点があるとしたら、それを発見できるのが、その土地にどっぷりつかっているのではない視線、たとえば異国との比較が簡単に出来る、外国人諮問委員会という存在が批判能力として重要だと思います。ただ批判というものはどこでも疎まれるもので、その価値を正しく判断する土地の人間の理解も重要になってきます。

外国人が真摯にその国の政治を考えたとしたら、それは受け入れて損なわれることは無いのでは?しかし双方に利用ということが発生したら・・・その国が参政権数のみを利用し、外国人が有利な権利のみを考えたなら、どうなるのだろう。

外国人参政権の必要性がどこから求められたかを、知る必要がありますね。

フライブルクでも人脈を持つ外国人が、どんどん政治の場に参加すれば、たとえばロマの問題も具体的に方向付けられるという、話が出たのですが、純粋な政治といわゆる政治の駆け引きを見極める必要がありますね。Taruさんのところで、又
Commented by 河西文彦 at 2010-07-20 12:59 x
移住者(移民?)が政治に! の成功例が オバマ大統領でしょうね!
両親のスキャンダルすら 封印できる、子ども時代もあまり公にされず、世界最高?の地位。昨日 初めて 「破戒」を完読しました、高校のときに国語の先生に言われていたのに、やっと 単位が貰えそうです。
差別、 悲しいけれど 難しい問題ですね! 外国人 ??て なに。
Commented by M野 at 2010-07-21 18:54 x
外国人て、その国の国籍を持っていない人たちですよね。でもあんまりにも長期にわたって住んでいるのに、場合によっては3代目とか4代目とかがいるのに、国籍が収得出来ずにいて、参政権をとれない人たちがいて、そこをどうしようかという議論が日本でもあります。ただこれを真面目に考えている人は少数で、特にネットでは日本破壊法案?でしたっけか、といきなり拒絶しているのが気になります。
その上で、このドイツ方式は面白いですよ。いったん日本もこの方式に移行して、そこから議論を深めるのが最良です。実際この投票率をみてやっぱりとしかいいよう無いです。
その上で仕分けの蓮舫さんは、華僑出身ですよ。
寛太さんの、集めた日本人ネタ。半分あたっているのが面白いです。家の隣の大学の名誉教授ですが、押し売りに対して日本刀で斬りつけたという事件があります。
日本刀の形をした携帯なんかあったら、一部で売れそうですね。
Commented by うお at 2010-07-22 04:45 x
加西さん
あれ、私は簡単な経歴ぐらいしか知りませんが、オバマ大統領は母親がアメリカ人で、その国籍を選択していたのでは?両親の国際結婚、小さいときの外国暮らしは簡単な経歴でもわかりますが、それ以上知る必要があるのかな?とりあえず私には、それを知らないといけないほど、現在のアメリカを知る尽くしているわけではありません。

移民、移住者や外国人の言葉、私の文章でもつい混じってしまったところがありますが、フライブルクの場合、かつては外国人代表諮問委員会だったのが、現在では移民代表・・・に統一されています。

帰化、市民権、重国籍など、わかってないと確かにこのテーマでは勘違いを起こしやすいですね。ご注意ありがとうございます。
Commented by うお at 2010-07-22 06:37 x
M野さん
そうですね、あえて外国籍を持ち続ける家族もあり、その2代目となると現地の学校教育を受けて、むしろ暮らしている場所の社会意識しかないことにもなり、国籍と参政権の関係は、もしかしたら政治意識の明確な惜しい票を逃すことになるかもしれませんね。さらに積極的なら国籍を選択するか、市民権を得て外国籍のまま参政権を得ることも欧米では可能です。フライブルクでは今年202人が市民権テストを受け、3人が失敗したのみ。

しかしこの市民権を得ることが、諮問委員会メンバー選挙の投票率の低さにどう影響しているのか、私にはわかりません。(市民権を得ても長期滞在外国人には諮問委員会の選挙権がある)

移民代表諮問委員会の存在意味を認識する人が増えるしかないのですが、地元の新聞や、市報、委員会発行新聞などのドイツ語広報は一般市民への報道力が大きいような気がします。確かに議論の発端にはなりますね。Wikiの外国人参政権のページを面白いなあと、読み始めた程度の私ですから、まだ何も肝心なことが答えられませんが。
Commented by うお at 2010-07-22 16:24 x
M野さん
昨夜読んだ日本語のWiki「外国人参政権」で、ドイツでもEU国籍の移民は地方選の参政権があることを確認しました。これは1985年にフライブルクで外国人諮問委員会メンバー選挙が始まった当初は与えられていなかったもので、やはり投票率の低さはそのことにもあるのかな。イタリア人のAlborino氏が2000年まで諮問委員会をひぱってきたことが逆にすごいことと、思えます。氏は現在もカリタス団(カトリックの慈善団体)で難民窓口となっています。

またEU諸国以外の国籍では全く参政権が無いので(ドイツの場合)、市民権をとって、外国籍のまま参政権を得るという、昨夜のコメントは間違い!重国籍でもなければだめということ。

訂正まで
by kokouozumi | 2010-07-12 21:02 | 人々 | Comments(40)

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by kokouozumi