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休暇は草刈で大騒ぎ


このブログが暫く止まっていたのを、心配して問い合わせてくださった方が数人。ありがとう!ちょっとのんびりしていました。





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のんびり・・・ですが、家の庭がきれいになりました。とはいえ、活躍したのは私より、右腕故障中の寛太さん。剣道は竹刀で戦う、つまり叩き合うのですから、普通は竹刀をよける技を磨くのだと思います。が指導者になると藁人形の代わりに打ち込まれるわけで、時々ポカッなんて当たってしまうと、イテテテ・・・。

剣道家+陶芸家の道を行く寛太氏は本業も(どちらが本業か?)も副業も『ただいま休業』となり、それでも体を動かさないと暗くなってしまうのが、体育会系の性格。ではでは、失敗を気にせず気軽にできる作業をしましょうと、庭の草刈など勧める私。勿論私の家の庭です。



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こうして作業テラピーが始まり、鎌使いの名手がなぎ倒した草は、こんな草刈グッツの一つ折りたたみ草籠、またはゴミ袋10個、さらに枝ごと積み込んで近くの廃棄草木収集所へ2往復しました。


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こんな巨大コンテナが2台並びタラップが設置されています。どれくらい大きいかは、人間の大きさと比べてください。

コンテナに草を投げ込んでいるところへ、新しい空のコンテナが到着。車から出てきた運転手さんは、私達の熊手(コンテナの周りに散らかした草を掃除しようと・・お行儀の良い考えで持参)を「ちょっと貸して」と取り上げ、コンテナの上をひょいひょい均しています。業務上いつも持っているべきでは?

それから、いとも簡単にコンテナを取り替えて又走り去った・・・。新しいのを降ろし、古いのを持ち上げ一端他の場所へ降ろし、新しいのを又引っ張り所定の位置に着地させ、古いのを引っ張り揚げながら走り去る。車とコンテナにマグネットがついているように、所定の位置に車をくるくる走らせながら、10分かからず作業は終了しました。



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車の動きをいちいち写している私の前を、自転車に農機具らしいものを積んだおじさんが笑いながら横切っていきました。そうだよね。このコンテナの行き先、多分市委託のコンポスト会社がやっているようなことを、農家では自分でやっているよね。

フライブルクの場合、市のごみ収集が始まったのは1887年。燃えないゴミとか粗大ゴミなどの種類分けが必要の無い、一般家庭からのゴミは当然のように生ゴミだった時代、6台の馬車(当時の運送業者に委託)が街家のゴミを集めて廻った。馬車が最後に到着するのは、いわゆる肥溜め業者のところ。そこでコンポスト化して肥料が作られたようだ。1897年からごみ収集の管理体制が近代化され、収集人は番号のついた帽子とエプロンを着用するようになった!なんだかのどかな話。

現在、草木のみを持ち込める廃棄場所が市に8箇所あるが、全て市の郊外に位置し、農家のおじさんが通り過ぎたり、ごみ収集の歴史を知ると、昔馬車が向った場所と関係あるかなと想像したり。

余談 : 庭に面した通りで草を車に詰め込んでいるとき、予想どうりに向かいの90歳おじいちゃんが近づいてきました。もちろん「僕幾つに見える?」の質問をクリアしました。健康の秘訣は赤ワインだそうです。道路の草薮に投げ込まれていた、いくつかのゴミ(瓶・ビニール袋)をみておじいちゃんは「民主主義が始まってから、こんなゴミを投げ捨てる奴が出てきた!」!!
Commented by 寛太 at 2010-05-28 04:40 x
はーーーっ えらかった!!
基本的には2日間のこの作業テラピーと温泉療法で元気になりましたが 帰って直行でホームドクターのところへいくと こりゃひどいねって痛み止めの注射 首の骨のところにぶすぶす5箇所ぐらいやられて 今のところ痛みも止まってます 私はどちらかというと天邪鬼でやめろっていうこと無理やりやって直す逆療法が好きですが 今回の作業テラピーもそれに近かったです 年取ると2,3日後にでるらしいんでどうでるか楽しみです
陶芸の方の仕事が溜まって魚さんには迷惑かけっぱなしなんでこれぐらいはがんばらねばってやったけどそれにしてもけっこう量がありましたナーー
これまでこの庭を管理していたピルミンの弔い作業でもありました(合掌)
Commented by 河西文彦 at 2010-05-28 05:01 x
やっと E.Werkから 脱出できましたな、山姥さん、大きな 鎌では山姥でなく 魔法使いのキャラですね。寛太剣士と 鎖鎌ならぬ  大鎌の対決みたかったですな。よく言えば 逆療法 普通に言うと「天邪鬼」なんてね。この町でも 今市民が 草木のくず?を運び込んでいます。
コンポストは でかいもんですよ!一度 日本人の 衛生課の課長さん達を お連れしたことがあります。この町は ゴミの分別収集で有名なんです。

Commented by うお at 2010-05-28 06:03 x
寛太さん
おーー、注射5本の効果絶大ですね。久々にキーを打っているではないですか。剣士の草刈というもの今回つぶさに体験いたしましたが、すさまじいものですね。猫は狩場を失い、民主主義者はゴミも捨てられなく・・・なりましたね。ピルミンの後継者セバスティアンも思わず芝刈り機を押し始め、みなさまのおかげでこの家の庭は見違えるようになりました。ピルミン感動のあまり、空から乗り出して、落ちないといいけど。
動きは身体的なものだけでなく、精神にも必要なのでは。今回は草刈テラピーから病院に直行する動線、私は結構いい線だと思います。それにしてもお疲れ様。ありがとうございました。
Commented by うお at 2010-05-28 06:41 x
河西さん
山姥、E Werkよりやっと帰還し、鎖鎌を練習する間が無かったのが残念です。

どこかのブログで昔の少年たちが御伽噺はこわ~い、なんて可愛いこと話し合っていましたが、あそこは老婆の活躍する場ですよ、花咲かじさん。

インゴルシュタットにはフランケンシュタインだけでなく、コンポストもありますか。ドイツ各地のゴミ処理システムに当てはまると思うのですが、フライブルクの例でも公民の連携プレイがスムーズで、住民は公的施設に持ち込み(仕分けして)、市にゴミ料金を一括して支払うだけという便宜性がありますね。レストランの場合、古い油など、食品項目によっては不便がありますか?
Commented by 河西文彦 at 2010-05-28 12:16 x
幼い頃姉たちに「お前の鼻は良く咲いている」とからかわれた、けど今頃又
はなさか爺さんと言われるなんて。歴史は繰り返す。童話の叔父さん達
ツイッターとやらにはまっているらしく、じじにはついて行けん。
調理場の古い油は 無料で取りに来てくれます。濡れ落ち葉は収集されぬよう 頑張って仕事してます。
Commented by うお at 2010-05-29 06:26 x
河西さん
あれ、お兄さんと二人兄弟かと思っていました。弟という話は聞いてませんから末っ子ですか。
古い油は無料で回収ですか。リサイクル利用しているのかな。
庭って、本当はリサイクルの宝庫ですね。家のコンポストを丁寧に管理すればよい肥料土ができるらしい・・。環境云々をいろいろ聞きかじりながら、身近の基本的なことをないがしろにしいるなあと、今回感じました。私は回収されてもリサイクル利用になりそうもないから・・とりあえず頑張ります。
Commented by 河西文彦 at 2010-05-29 12:44 x
一番可愛い末っ子です、すぐ上とは6歳離れ一番上は10歳もうえです。
したに弟か妹が欲しくて(命令したくて犬ウサギチャボ鳩河原ヒワ)といっぱい飼いました。何しろ100メートル離れたところの井戸からの水汲みはいつも私の役目 命令伝達は末っ子の自分で終わりですからね。そういえばお湯も天秤棒で担いで 運んでいました。温泉の町諏訪には各地区に お湯があふれていました。
Commented by tomato at 2010-05-29 14:52 x
日本とドイツはほぼ同じ面積。
一方、人口は日本の1.2億に対し、ドイツの8千万。
平地面積の割合もたぶんドイツの方が大きいのだろうから、
この刈り草運搬コンテナシステムが可能なのも頷けます。
アメリカではゴミ収集がこの形式です。
最初はビックリしましたよ。
フラットのなかに、巨大な運搬車が入ってきましたから。
戦車と間違えたくらいですから(笑)

ドイツは少子化で困ってますか?
日本ってやっぱり国土に比して人口多いんだろうと思いますよ。
だから過疎化過疎化と騒ぐ前に、行政区域をさらに拡大して、
議員定数を減らして・・・と、
できることがいっぱいあるような気がします・・・・

資源がないのも一緒ですからね。
少し安心しました。
今の日本、ドイツからみたら情けないでしょ。
国民が甘えてるんですね・・・・
Commented by 寛太 at 2010-05-29 16:51 x
隣の芝生は何とかですよ ドイツも今ユーロ問題や経済はがたがただし
でもなんか日本の方が公共感覚に関しては劣ってっているかも 

私の住んでる地域ではこの集めた枝葉類を山済みして土を作って業者や個人に提供しています そういえば回収する紙類もいくつかの質別に分類されていて 業者に売ってます けっこうインドネシアだったかな輸出してリサイクルの生産に役立っているようです 行き先はきっと日本かもしれませんね 日本ではコストが合わなくて輸入に頼っていると聞きました 
地球レベルで考える 国際社会対応の日本人が増えてくれること願ってますが、、、 甘えあって生きていられるうちはそれでもいいんでしょう
がそのうち(っていうかすでに)そうはいかなくなるのは見えてますよね
気候も人間もカサットしたドイツから見ると 何もかもべたべたっとした感じの日本 懐かしくもあり、、、、
ちなみに私の逆療法 筋肉痛も来なくて精神治療にもなったのですが 肘のほうはレントゲンをとってみたらぼろぼろで 廃品回収物のようです
日本ならポイッと捨てるかもしれませんが(なことないか) ドイツなんで 直し直し 使ってみます
Commented by 河西文彦 at 2010-05-29 18:36 x
ぼろぼろの肘、ぽいっ?若き頃スポーツマン いまぼろぼろ、まさに思い出ぼろぼろですね。でも 若いときの怪我やはりきちんと 治してやるようにしないといけませんね。私は失恋の傷すらいまだに引きずってますから。精神主義も必要ですが 科学の上に合掌の方が良いでしよう。先輩に 大丈夫と言われた同級生はいまだに腰痛で 先輩を恨んでいます。
Commented by tarutaru953 at 2010-05-29 21:14
おう、久々にコメント欄に寛太氏の名前が・・・

こんばんは、どこかのブログの管理者です

うおちゃん、E Werkから姿を消したきりどこへ行っちゃったのかと思っていたら・・・うんそうか 山姥の話をすると出てくるんですね
寛太くんも草刈テラピー?山姥さん?もテラピー兼ねて
庭掃除とは一挙両得ですね~(笑) 
とにかく我々は体が資本、若い頃と同じイメージでは体がついて来てくれません 楽してくださいよ

ところで 最初この巨大コンテナを一杯にする うおちゃんの庭はどんな庭かと想像してしまいました それにしてもやることなすこと、スケールが日本と違いますね
スケールは違っても草は草、こちらも先日刈ったばかりの庭や畑はまたしっかり緑の茂みになっています
伸び放題の草も頭がいたいけどまあこれも自然のうちかと
タンポポやツユクサを眺めています

「花咲か爺さん」の河西さん、ツイッターはぼくもやってみたけどよくわかりません 僕らの仕事には向かないですね
ブログに帰りますけどもうちょっと休憩です

  
Commented by うお at 2010-05-31 04:50 x
Tomatoさん
そうですね。あんな長いトラックがくるくる廻れるスペースを用意して可能な方法ですね。アメリカもばさっと捨てて、ごそっと持っていく国柄ですね。おや部屋の窓からゴミ収集戦車を見たTomatoさんが、思わず入り口に向って匍匐前進している・・・。

ドイツの少子化問題にあまり注意していなかったのですが、Kindergeld(子供補助金)が今の時代に子供を育てる親に、どの程度助けになっているのか?また母親は3年間の産休後もとの職に復帰するかどうか決定する権利があるなど・・少子化対策なのかな?

地方政治の強いドイツは個々の人々の住みやすさがどうあるべきか、下から上へと持っていきやすいかなと、Tomatoさんの日本行政の考えで、比較してみました。しかしその動きがスムーズに行かないような、一都市で問題を抱え込むようなこともあります。(それはいずれ報告)昨年冬のウクライナ石油事件を思い出すと、中央ヨーロッパは資源不足ですね。寛太さんの報告するリサイクル商品とそれにかかるエネルギー計算が今後より計算されていくと思います。
また一週間、元気でお仕事されますように。
Commented by うお at 2010-05-31 05:29 x
寛太さん
市のコンポストに集められた草木が、堆肥土として商品化されていると、草刈しながら聞いたので、「我が家で刈り取られた草はいずこへ」と追いかけてみたら、全国規模のコンポスト企業が最終的に関わっているようです。面白いことにそこで販売される肥料土は、地域によって値段が違ったり、種類が違う。東ドイツではカルク系の土が必要ない?

これまで何度も肘の故障という場面がありましたが、原因がわかって、初めてこれからの対処ができますね。Taruさんが言うように体を楽にさせたとき、違うエネルギーが沸いてくるかな。今後の活躍を楽しみにしています。
Commented by うお at 2010-05-31 06:31 x
Taruさん
そうそう、昔話を読んでもらっていた頃は、山姥がどんなに怖いかと想像しましたが、テレビの日本昔話で見たら滑稽に見えたのは、あの市原悦子と常田富士夫の語りのせいかな。(笑)

草取りはいたちごっこのように追いかけられますから、とりあえずここだけと始めると、掘り返された土の色が嬉しくて、止められなくなることがあります。そうなると結構な量の刈り草で、家のコンポストでは捨てきれないですね。この時期、何人も捨てに来ていましたよ。

私の知っている画家さん、克明に草むらを描いている人の庭は伸び放題・・・近所の農家のおばさんが見かねて草刈をしたら、悲しそうでした。毎日草むらと向き合っていると、もう草が家族?人の気持ちはいろいろね。

Taruさんは個展に向けて、又忙しい時間を過ごされていると思いますが、制作によい季節です。楽しい制作になりますよう。
Commented by うお at 2010-05-31 06:54 x
河西さん
みなさんのお相手をしながら、話をつなぐのはもしかしてお店の習慣?カウンター越しに話ができる行きつけの店があったらいいな。そのようにお考えのお客様は当ブログにお越しください!

体の故障は微妙なタイミングの重なりで、判断が難しいですね。河西さんは元気そうで何よりです。とても失恋の傷に悩まされているように思えません。いやそんなこと見せたらもっと怖いものが・・・。
Commented by 河西文彦 at 2010-05-31 16:52 x
怖いもの見たさの ウオさんに 「悟るの神」のお話しを勧めます。
筒井康孝 にもちょこっと短編であります。機能から 西本鶏介 の
「日本昔話集」 読み始めました。市原悦子 では無いですが 面白い。
Commented by うお at 2010-06-01 06:22 x
河西さん
私はほんとは怖がりですよ。スリラー・オカルト・その他恐怖系だめです。
今度、是非河西さんのページで日本昔話に関する報告をお願いしま~す。楽しみにしていますよ。
Commented by 河西文彦 at 2010-06-01 12:38 x
怖い怖いも 好きなうち、 嫌い嫌いも好きなうちだったっけ。
怖いもの 見たさ!とか 怖いもの知らずとか、私は良く 間違えて
「あんたは のーてんき じゃ」と言われる。 いつも( トラの尾を踏む男)
Commented by 河西文彦 at 2010-06-02 06:08 x
昔話では、鬼よりも山姥の方が現実的な恐ろしさをもつ存在として扱われたそうです。それより 60歳になると山に捨てられる「親捨て山」の方が怖い 昔から60歳定年だった? 姥捨て山と言う駅が長野県に有るけど、
男親も捨てられる話しも有るんだとは知らなかった。
by kokouozumi | 2010-05-27 17:03 | Comments(19)

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