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2009年は・・

2009年の日記はダーウィン年のことなどから始まり
・・でも生き物に接する機会がないわ!
と、思っていたら
猫の親子を預かることになり
なんと出産に立会い

猫にふさわしいこの家の周辺環境と優秀な召使ぶりで
お兄ちゃんのパンク(現在1年7ヶ月) (1年5ヶ月)弟のロック(8ヶ月)の
兄弟猫を預かりっぱなしなのか、引き取ったのかよくわからないまま同居しています


そして年末には
パンク・ロック兄弟に加え
もう1匹の雄猫、ベルリンからやってきた ラフィーの世話も引き受けて
(持ち主がクリスマス休暇でベルリンに里帰り)

私の2009年最終日となりました。



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ご来光・・・というわけではなく
最近、ロック・パンクが夢中になっている木登り

「兄ちゃん!待ってくれ僕もそこまでいく~~」


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そして安全な位置に潜り込むロック。余裕のパンク



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帰り道。やっぱりロックが落ちた。



10歳猫のラフィーは、私からご飯を貰うようになったら、誰も居ない2階にぽつんと居るのがつまらなくなったらしく、私の玄関に佇んで、「入れるまで動かんぞ」と言いたげに、みゃうみゅあうしている。入れてあげたいけど、飼い主から言われていたことは

『ラフィーが下の家に自由に入れてもらえるようになると、そこも自分のテリトリーと判断して、邪魔者・・・つまりパンク・ロックを追い出すよ!』

わーい、ラフィーちゃん、それは困る。だからお外でパンク・ロックと遊んでね。それにできればロックを教育してよ。どうやって樹から降りるか・・・


クリスマスの3日間、毎朝散歩しました。まだ日の出前の7時半からだと楽に廻れるけど、3日目は少し遅くなって、8時ごろ出かけました。その頃になるとやっぱり犬の散歩が始まって・・・おっ来てしまった!しかも大型犬。パンク・ロックは大型犬、小型犬に関係なく、猫に無関心か、すぐ追いかけてくるタイプかを察知するみたいで、そのときも非常事態の発信がなされ、それぞれ最寄の樹に昇ってしまった。ワン君はロックの昇った樹に飛びついたものだから、ロックは必死で又昇る・・・。

やがてワンの一陣が過ぎても、ロックは降りてきません。パンクは隙間を見計らって、さっさと行ってしまった。樹の下で私は懸命にロックを応援します。「大丈夫だよもうワンちゃん居ないよ。今のうちだよ」ロックは片手を挙げたけど、下から見ている限り、その手は硬直しているようだ。どうやらロックは木の上で固まっている・・・
昇ってしまったのは全く枝の無い、真っ直ぐな樹。降りるのが怖くなったか?



次になんと、ワンちゃん大行進!グループ散歩がやって来た。私が樹の下に佇んでいるから、引率者達は
『あらまあ、ワンちゃんたち見てご覧。あんなところに猫ちゃんが居るよ』
なんてことだ。ロックは殆ど虎に追いかけられたチビ黒サンボ状態。樹の高みでますます固まってしまう。それにワンたちはぐるぐる廻った末にバターにはなってくれない。

そうやって第三、第四のワンコたちが通り過ぎる中、約1時間半ロックは木の上。疲れてきたのかもう少し昇って、樹のこぶにちょこんと座っている。

このまま落ちてくるのを待つの?と、途方に暮ながら以前大家さんに聞いた話を思い出した。大家さんの猫も高いところから降りられなくなり、最後は消防署に連絡した・・・
そうだ消防署だ!

『その場合は!飼い主も他の観衆も、犬も全員その場を離れてください。そうすれば猫は自分で降りてきます。』さすが消防署。学校の教科書にも消防署の仕事の一つに【動物の救助】が書き加えられているそうで、きっとこんな問い合わせが良くあるのね。私が再び樹の下に戻ったとき、既にロックの姿は消えていました。

それから2時間後、ふらふらと家に戻ってきたロック。床に倒れこむなり、ミルク?のみませ~ん。ご飯?たべられませ~~ん、といかにも疲労困憊はたまた重病人の様子。そしてふらふらと私の布団の上に倒れこむ・・・仕方ない今日は追い出せない。その後私は自分用の寝具を新しく用意しました。その後ふと寝室を覗いたら、ロックと・・パンクまで一緒になって、私の新しい布団に寝そべっている・・・

このように今年は
猫年でした。
Commented by 寛太 at 2009-12-31 21:59 x
アハハ
とうとう猫の記事がオイラーも陶芸も抜いちゃったね
ねこ散歩用のケーブルいるかも
こないだ行ったスイスの友人宅にはかごいっぱい猫用おもちゃ(猫用に市販されているもの)や猫グッズが入ってましたが散歩用はなかったなー
人事のように言うけど 今年は猫話で魚さんのブログも盛り上がって楽しかったです 
では 猫まみれで よいお年をお迎え下さい

Commented by seedsbook at 2009-12-31 22:48 x
毎日猫と散歩をするのですか?
(一緒に散歩してくれる猫というのは珍しい気もしますが、どうですか?)
暖かい生き物が傍にいるのはいいですね。

よい年越しを!
Commented by tomato at 2010-01-01 02:04 x
あけましておめでとうございます。
日本では新年を迎えています。
関東地方を除いて、日本全国雪化粧のお正月となりました。
昨年一年間、お世話になりました。
引き続きどうぞ宜しくお願いいたします・・・・

ネコちゃんも万有引力の法則にはかなわないのですね・・・・
Commented by うお at 2010-01-01 06:42 x
寛太さん
うふふ、ですから猫年だったのです。
スイスのお友達が飼っているのは、純潔エジプト猫なので、きっと車でのみ外出ですね。
パンクとロックは普通の猫(ヨーロッパショートヘア種というらしいですが
ですが、いま椅子の上で2匹くっ付いて丸くなり、花火の音におびえています。この音を彼らはどんなものと感じているのか、彼らの夢の中に出てくることがあるのかと考えていると、Gesellschaft(社会)を感じます。言葉を発することの無い、彼らのように人々はお互いを想像する試みが有るだろうか・・・とね。猫年のまとめでした。
良い年をお迎えください。
Commented by うお at 2010-01-01 06:56 x
seedsbook さん
人間と同じ道を連れて散歩することは、猫にとって危険を招くのではないかと、散歩はやめていたのですが、クリスマスの特別な時にやっぱり仲良く出かけてみました。皆さんに珍しいといわれますが、多分猫だって、犬と同じように飼い主と動くのが好きだと、私には思えます。
もしかしたら私が猫化しているのかも(爆笑)生きている存在には、心配させられ、だからホットした時も味わえて、ほんと暖かです。
seedsbook さんの新しい年が健康でよい年になりますよう!
Commented by M野 at 2010-01-01 07:07 x
あけましておめでとうございます。ねこ年の次には寅年です。さてどうなることか。
Commented by うお at 2010-01-01 07:17 x
Tomatoさん
日本は新年の朝を迎える頃、こちらでは五月雨式に花火が始まっています。猫を預けてベルリンに里帰りしている2階の住人から、そこは雪が降り続いて、多分自分と一緒に南まで雪がついてくるだろうと聞きました。日本全国が雪化粧でお正月というのも久々のことではないですか。雪に隠れたものが、とけて現れる前に、美しい足跡で固めてしまいましょう。良い新年の幕開けと信じましょう。旧年中は楽しくお付き合いさせていただきました。今年もよろしくお願いいたします。新年のTomatoさんのご多幸を祈りつつ。
P.S. 落ちるだろうなとカメラを向けていると本当に落ちてくれる演技派のロックと思っていましたが、自然の摂理に逆らえない素直な性格だったか・・・
Commented by うお at 2010-01-01 07:26 x
M野さん
うーん、花火におびえている2匹からは想像できませんが、寅に豹変しちゃうのかな。それにしても牛に似た模様の年男達でした。

ネコ年中はまたお世話になりました。新年も宜しくお願いいたします。
2010年、M野さんの健康とご多幸をお祈りいたします。
Commented by glueck-ss at 2010-01-02 03:40
弟分パンクの方は、兄を反面教師としたのでしょうか、
運動神経といい、肝っ玉といい世の中うまく渡れそうな感じですね。

そしてKoko先生は、ロックがおりてくるのを木の下で
ひたすら待ったり、はたまたロックが木から落ちるのを
撮影しようと待ち構えたり、気が長くなったのでは?
Commented by うお at 2010-01-02 04:20 x
glueckさん、先にそちらにおめでとうを書きましたが、こちらでも・・今年も宜しくお願いいたします。

あれれ、弟がロックで兄がパンクね。一時は弟ロックのほうが活発で、兄貴パンク大丈夫かなと思っていたのですが、兄弟の面子というのは人間の子供と同じようにあるようで、パンクは密かに自主トレしていたのか、最近ロックがいつも兄貴の後ろをついていく感じです

1時間半、樹につかまっていたのも疲れたでしょうが、下で待つのも寒かった~~。そのときもカメラ持っていたけど、さすがに撮影する場合じゃなかった。幸いカメラに収まったものは、いつも待つのではなく、咄嗟にそうなるのでした。

P.S.フライブルクの自然動物園にはコウノトリの巣にカメラが仕掛けてあって、下のモニターで見ることができます。雛がかえる頃面白いかな?
by kokouozumi | 2009-12-31 18:01 | Comments(10)

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