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E-Werk にて

E-Werk(イーベルク)に到着!
私の家から自転車だと20分ですが、ブログだと一週間かかりました。あはは

そのうちの三日間は通信不能で足止めされていましたが、日本ではゴールデンウィークの渋滞は例年並みでしたか?我が家の電話線は家から各部屋に配信されているところまでは大丈夫なのに、私の部屋で不通なので、不評のテレコムルーターが評判どうり壊れたかと諦めていました。ところが技術屋さんが来て発見したのは、部屋の壁沿いを伝う電話線の一箇所、表面に現れてしかもそこでケーブルを継ぎ足している接続部が緩んでいたこと。むむ!そこは猫たちが良くかくれんぼをしている場所。技術屋さんも『猫だと思う』といいながら接続部にテープをぐるぐる巻いてお仕舞い。






E-Werkはアーティストの集合アトリエになっています。現在は30人の造形アーティストが入居しています。E-Werk協会にはその他にダンス、ミュージック、演劇部門があり、それらの全ての練習場なりが、いわゆるE-Werkと呼ばれている建物内に入り込んでいるのかどうか、隈なく探索したことは無いのですが、展覧会スペースや劇場は付随していて、造形アーティストにとっては便利ですね。重い彫刻を隣に運べば展覧会 ♪~





1990年代初めに発電所だった建物です。
こんな感じです
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1990年代の典型的な工場建築だそうですが、アーチ構造の天井の一番高い部分は10m以上かな?
発電所だったのに集合アトリエ部分にはライトがなくて、大きな高窓からはいる自然光を頼りに制作ですから、日が暮れたら今日の仕事は終了・・・ということに。暖房はどうだったかな?

もっともライトなどあったら、アーティストは大抵夜にしかやって来ないかも・・・

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30人のアトリエは、それぞれが適当に仕切って自分のテリトリーを確保しているようです。このホールに入り込んだら目の前に陶芸用の窯らしいものを見つけました。おや土で制作している人もいるのね。上から滑車クレーン(正式には何て呼ぶのか?)ちょうど窯の上にぶら下がっています。この起重機は両サイドの壁上部のレールによってホールの端から端まで動けるようです。

レールの先を追って天井を見上げていたら、一番遠くの仕切りの中から、誰かが自転車に乗って出てきました。「誰を訪ねてきたの?」「ウネンさんです」あそう「彼にはさっき僕も会ったからどこかにいるよ」と、自転車は引き返して、仕切りの中に消えました。それ以外の人の気配なし。30人のうち、今日この時間に、仕事している・・・またはここにいるのは2人だけのようです。

ウネンさんのアトリエは、写真左に見えるYAMAHAのダンボールが乗っている一角です。モラート財団(展覧会場)で展示された作品を、ウネンさん自身が撮影したカタログが出来上がったというので、アトリエ訪問したのです。






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ウネンさんのアトリエに入ると、巨大で寒々としたホールの一角が、針金があれば幸せさと思えるように、新しい制作を展開しているところでした。「こんなこと試しているよ」と見せてくださったのは、一枚目の写真に写っている白い壁の片隅。そこは展覧会前の準備として模擬展示をするためのスペースらしい。アトリエの壁には木材の古い作品や新しいエスキースのような形が並んでいました。





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あるインフォメーションを書き留めている時、両手首のサポーターが印象的でした。針金を結ぶのもかなり力が要るのね。




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カタログ写真の一枚



参考までに
オイラーが ・・:モンゴル
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by kokouozumi | 2010-04-28 05:58 | 美術 | Comments(17)

Unen Enkh













日本へ帰国する前、Enkh(エンク)さんから案内が届いていた。
フライブルク・モラートインスティテュートでの展覧会で、モラート財団は美術のパトロンとして、モランディという静物画家の作品をまとめて所蔵し、その作品カタログを何冊も作っているが、最近は現代作家の展覧会を続けている。モラートインスティテュートで作品を発表すると「ついに、あそこでやったか」と、友人・知人から祝福されることになる。だからEnkhさんの展覧会をその会場で見ることを楽しみに、日本から帰ってきた。



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モラートインスティテュートは土曜日しか開いていないが、会期が2ヶ月以上と長いので、見たいものを見逃すことは無い。二つの会場があって、どちらも広い。在庫の作品を適当に展示してもつような空間ではない。そんな会場を二つとも使いこなすのは難しいのか、一つの会場のみと制限があるのか、大抵は二つの展覧会が同時におこなわれる。

今回はEnkhさんの「針金?鉄棒?作品」と、もう一つは写真展Roma(ロマ)という放浪の民をヨーロッパ中に訊ねたものだった。



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Enkhさんの会場の入り口に、「会期中に本人撮影の会場写真を網羅したカタログが出来上がります」の案内があった。そのインフォメーションと入り口からちらっと覗いた光景で、すっかり私の撮影意欲がなくなってしまった。単体としても群としても美しいマチエールを描く会場風景だが、今回のそれぞれの作品は背が高すぎて、アングルが選べない。それにあの細い針金の集積に、空間を持たせて写すなんて・・・

それより、本人がどんな撮影をするか、つまりそれはこの作品の作者が何を考えているのかに迫るようで、もう待ちどうしモードになってしまい、写真撮るのはヤーメタ、ということでのんびり見ることにした。

でもこの馬はすごい3mあるかな!
なんと向こうには作りかけのパオまである・・・



どうしても、職人的な見方をしてしまうが、Enkhさんが針金をジョイントした痕跡は、どれもが作品の美しいディティールとなっている。やった仕事の全てが、使った素材の要素を邪魔しなければ、つまり素材を殺さなければ、そのように見える。繊細な計算で、できることだろうか?私の職人の頭では、どうしても手で覚えたとしか、考えられない。余計な説明でEnkhさんごめんね。


Enkhさんのことは以前にもメモしています。
Unen Enkh

展覧会は8月14日、22日、29日の土曜日にまだ見ることができます。
会場 Morat-Institut für Kunst und Kunstwissenschaft
Lörracher Str. 31, 79115 Freiburg I.Br.
Samstag 11 - 18 Uhr
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by kokouozumi | 2009-08-09 07:10 | 美術 | Comments(4)

これもウネンさんのです

やっぱり、心配したとおり、私の写真では、ウネンさんの作品のよさを伝えきれません!どうして針金の線がめろめろになるの。ははは(笑ってごまかしてはいけません・・・) 写真をクリックして、別画面で見ると、針金は少ししゃきっとしますので…。

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(写真に写っている男性はウネンさんではありません)
例によって、自転車生活者の私は、20時のオープニングに、ままチャリ完全武装で走ったわけで、新聞記者や他の紳士・淑女に囲まれているウネンさんのそばには、あまり近寄らず、隅で写真をとっていました。ウネンさんの奥さんは背の高い、おおらかなドイツ美人ですが、彼女が私を見つけて「KOKO!これどう、アジアっぽい。今日の為にセコンドハンドで見つけたのよ、あはは」と、見るからに派手なチャイニーズバックをシックな黒のいでたちにぶら下げて、一段とおしゃれに見えるから不思議です。

会場の非常口を示す緑の表示や、排気口のメタリックな色は、注意深くトレッシングペーパーのような半透明の上に、白アクリルで荒く筆跡を残して塗リ込められたもので覆われていました。彼の作品の微妙なモノトーンを邪魔しないように、しかも単に白い紙を貼り付けたのではないところをみると、それもウネンさん自らの仕事でしょう。


オープニングの解説者は、フェルトや針金は、モンゴルで生まれ育ったウネンさんが、親しんできた素材だったと、話していました。確かに、芋虫にしろ他の作品にしろ、彼の針金の扱いの巧みさが魅力になっています。それが小さい頃から親しんできた技というのは、頷けます。だから寛太氏やTaruさんが感じるような、一見ひょうきんな楽しさとして、技が表現の中に生き生きしているのでしょう。

針芋虫をみて、すっかり元気になった私は、帰り道飛ばしすぎて、2回道を間違えそうになりました。

オイラーが ・・ : Unen Enkh
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by kokouozumi | 2007-11-09 05:03 | 美術 | Comments(6)

この針芋虫が気に入った!

ウネンさんの羊の次は針芋虫。

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by kokouozumi | 2007-11-08 07:38 | 美術 | Comments(6)

Unen Enkh












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copyright bei Unen Enkh

ウネンさんの羊を見ていると、「羊がいるよ・・」と思います。彼が作ったかどうか、とりあえずどうでもいい。それがウネンさんのすごいところかも知れません。

ウネン・エンク (Unen Enkh) モンゴル、ウランバトール出身。ブダペストとプラハの美術大で学び、今はフライブルクに住んでいます。年齢は?25歳に見えるときもあれば、55歳かと感じる時もある。風貌は?チンギス・ハンを父とする、柳葉敏郎といった感じ。あまり自分を語らず、しかもメディア嫌いだから、情報は少ないです。有る新聞記事には困惑気味にこう書いてありました。「・・ウネン・エンク氏の作品を前に、我々が知っている限りのモンゴルに関する映像を、関連付けに集結してみても、はっきりと何かを結論することは不可能だ。ひたすら、エキゾチックな見知らぬものに対峙しているという感情が生まれ・・・」その後に、彼の使っている針金は、パオというテント住居を作る際の重要な、材料だったろうとか、モンゴルのステップ高原の大地と空が、とか言葉は続きます。が、それはこの場に必要な情報ではないのでしょう。

これは羊です。

ウネン・エンクはフ、ライブルク市がアーティストに安価な家賃で提供している、共同制作家屋の一角にアトリエを持っています。広さは約6㎡しかなく、その建物の中でも、最も小さいスペースかもしれません。其処は、アーティストの空間というより、廃品回収業者の物置といったほうが、妥当な表現かも知れません。全て何かの部品として使われた後の素材が、彼のファンタジーを請け負って、形にします。

私の展覧会で、たまたま展示台の下に、鉄棒の骨組みを使っていたとき、やって来た彼の第一声は「何処の鉄工所からもらったの?」でした。やっぱりね・・・、そう言うと思ったよ。
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by kokouozumi | 2007-10-12 05:41 | 美術 | Comments(4)


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