立体万華鏡







昨日の日曜日はついに第一アドベントの日を迎え、大事な日曜礼拝なので、ご近所の教会でもさまざまな音楽家がアクセントを形作ったようです。これは工房や最近私が引越しした家の大家さん家族から聞いた話しで、工房の大家さんはクラシック音楽、私の大家さん(工房の大家さんの娘さん)はポップ系ですが、昨日は両者とも違う教会で演奏していました。

ワンテンポはずしてしまいましたが、第一アドベントに相応しい映像はこれでしょう。
立方体万華鏡の内部をカメラが覗いたものです。


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美大同級生の作品(本人山崎氏の映像より)






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(園田氏 写真)
ワークショップでは自作の箱にタイトルも考えるのですが・・・
『ハレルヤ』
どうして!!こんなタイトルが思い浮かぶの!!すごっ







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(園田氏 写真)

で、その『ハレルヤ』作品。お友達同士男の子二人の共作








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(園田氏 写真)
こちらはモダンな赤と白・・・しかし・・・
この赤と白、鮪の乗っかった鮨ではと、限りなく思えてくる。
タイトルは『大晦日』
ご両親様、大晦日には彼に鮪鮨を万華鏡内に見えるだけ、振舞ってください!
とつぜん、近眼の親にならないでくださいよ。






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(園田氏 写真)

こちらは、そのお姉さん作
タイトルは『クリスマスの森』
一見、兄弟の感性は似ているようで、意図は全く違う・・・







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(園田氏 写真)

そのお母さん作
朝・昼・晩を描いている
にぎやかだけど、こんなに静かな時間は、この箱の中にしかないのよね?





この立方体万華鏡、最近では3D万華鏡ともネーミングされましたが、1970年代後半に、私の美大時代の同級生が1年次の課題制作に提出した作品が起源となっています。
その課題は『増殖する形』というものでした・・・確か。現在も過去においても怠け者だった私は、自分がどんな作品を提出したか全然覚えていないのですが、記憶に残っているのは、電球をいくつかぶら下げて遅れて講評会にやって来た一人が、この電球を部屋に吊るしてモーツアルトの音楽を聞いていると、音が部屋中に増殖するといって、みんなを煙に巻いたことと、この鏡ボックスの中に形を増殖させた作品です。後者は当時の教授の絶賛を得て、同級生一同その箱を覗いて、彼の頭の構造が我々よりも数段優れていることに、素直に感嘆したものです。裏面塗装を点または線で剥がした6面の鏡で構築された立方体の内部には、その塗装を剥がされた部分から光が差し込み、線や点の形が鏡張りの内部に何処までも増殖していくという考えです。

その作品は雑誌に取り上げられたり、販売もされるようになって、多くの人の目に触れることとなりましたが、この作品を目にしたある化学物理学者が、この作品を考えたのは誰だ!と追求したお陰で、独逸のぼんくら同級生も、かつての課題優秀作品が今、ユニバーサルアートとして、世界中で紹介されている経緯を知ることとなりました。

その科学物理学者の園田氏はリチウム電池の研究では世界で何本かの指に入る方で、世界中を駆け回っている。その分野のすごさは私にとって計り知れないものですが、もっとすごいのは立体万華鏡作りをそのいく先々、つまり世界中でワークショップしていることです。ワークショップの展開はホスピスの子供達にも・・ということになり、彼らに許された制作時間や扱うことの可能な軽さを求めて、素材キットの開発に着手されたのです。ガラス版は紙のように薄い樹脂ミラーが探し出され、裏面塗料を削る作業も小型ルーターを利用することになりました。

その素材研究によって、とても扱いが簡単になったキットを利用して、Stuttgart日本人会行事の一環としてチャリティーワークショップを行い、生まれたのが上記の作品です。チャリティーの目的は、郷里渡波の子供達が対象でした。その辺の背景や園田氏の活動を、このように駆け足の説明で今回は省略してしまい、申し訳ない限りですが、また機会を捉えて話しを続行させていきたく、お許しを。
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by kokouozumi | 2013-12-03 08:23 | 美術 | Comments(0)


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