ダリヤを見る夏 2013
2013年 07月 18日
早春のころ、アトリエの窓下で大家さんがなにやら庭仕事をしていた。
「それは何?」
「ダリヤの根よ」
「ダリヤ?この庭では見ないね。山のほうに?」
この大家さんも家の庭以外に近所の丘陵に畑を持ち
さまざまな果樹のほかに花を咲かせているらしい
「そうね、コンポストに植えておきましょう」
その場で二株ほどのダリヤの根を
窓の向かいのコンポストに無造作に配置した。
だから、今年のコンポストには次第に緑が茂り始め
夏らしい暑い日が続く今週、赤い花が咲いた。
ドイツに来てから、さまざまな夏を過ごしたが
今年はダリヤを見る夏・・・
コンポストの横には中庭から表の家、表の道路に続く木戸がある。
猫ドアが付いている
もちろん今ではパンクが通行しているが
かつて、この家にはどんな猫がいたのだろう・・・
さくらんぼの実が付き始めた。
いつも、中庭を捉えたアングルは、窓からカメラを向けている視線と
気が付かれているかもしれない。
アトリエから中庭に出るドアが無いので
窓から眺めていることが多かった。
最近、表側の壁は、ペンキ塗り替えがあって、
これまで、無造作に壁へ立てかけていた自転車を、中庭に置くようになった
それだけの変化で
中庭の存在がぐんと近くなった。
フライブルク時代の家のコンポストは
住人が野菜ごみを捨てていたので
鼠がちょろまかし
パンクやロックの恰好の狩場だった。
パンクの後ろに控えていたロックが待ちきれずに、前へ飛び出し
パンクから「さがってろ!」と、よく頭を叩かれていた。
ここのコンポストには食べ物が入らないので
鼠もいない
パンクは植木の世話をする大家さんの手元を見ながら、寝そべっている。
Commented
by
M野
at 2013-07-18 17:48
x
夏になりましたか。おめでとうございます。もう春は酷かったようですから。
とはいえ写真を見る限り、お天気イマイチみたいですね。今日も低気圧がいるみたいですね。
とはいえ写真を見る限り、お天気イマイチみたいですね。今日も低気圧がいるみたいですね。
0
Commented
by
うお
at 2013-07-19 15:30
x
M野さん
ほんと、冬から夏になったようです。
このところ、雨が降らずに乾燥しています。フライブルクでは夏の夕立があったのですが、山の天気だったのかな。
日本も酷暑とのことですが、岩手地方はどうですか?
それから朝ドラが、「じゃじゃ」という感嘆句をはやらせているそうですが、岩手全域の表現ですか?みんなから石巻のほうでも、、「じゃじゃ」を使うか、聞かれてしまいますが、(笑)言わない・・・・
ほんと、冬から夏になったようです。
このところ、雨が降らずに乾燥しています。フライブルクでは夏の夕立があったのですが、山の天気だったのかな。
日本も酷暑とのことですが、岩手地方はどうですか?
それから朝ドラが、「じゃじゃ」という感嘆句をはやらせているそうですが、岩手全域の表現ですか?みんなから石巻のほうでも、、「じゃじゃ」を使うか、聞かれてしまいますが、(笑)言わない・・・・
Commented
by
M野
at 2013-07-19 15:52
x
岩手は梅雨真っ盛りです。今年ほどはっきりした梅雨はないと言う感じです。なので最高気温25度以下の日があったりします。今年の酷暑は太平洋高気圧が弱く、揚子江高気圧が押し掛け敵て、ダブル高気圧になって酷暑になると言う変則技です。ちょっとこの後どうなるのか解りません。
「じぇ」ですよ、うおさん。これはどうも久慈近辺あたりしか使っていないようで、しかも重ねて使う事はほとんどないようです。まれに重ねる事もあるそうですが、「じぇ」一回のみがほとんどだそうです。「じゃ」は岩手県と宮城県北では使うのではないのでしょうか。「じゃじゃじゃ」と三回重ねることもあります。一応作中の方言は南三陸町だはずなのですが、宮藤カンと方言指導の人とが久慈とチャンポンにして、さらに考えて作った方言のようです。この話し、もう岩手県内ではもの凄い話題になっていました。そんな方言ない!と。
逆に最近久慈地方で「じぇじぇじぇ」とあえて言う例が増えているようです。
「じぇ」ですよ、うおさん。これはどうも久慈近辺あたりしか使っていないようで、しかも重ねて使う事はほとんどないようです。まれに重ねる事もあるそうですが、「じぇ」一回のみがほとんどだそうです。「じゃ」は岩手県と宮城県北では使うのではないのでしょうか。「じゃじゃじゃ」と三回重ねることもあります。一応作中の方言は南三陸町だはずなのですが、宮藤カンと方言指導の人とが久慈とチャンポンにして、さらに考えて作った方言のようです。この話し、もう岩手県内ではもの凄い話題になっていました。そんな方言ない!と。
逆に最近久慈地方で「じぇじぇじぇ」とあえて言う例が増えているようです。
Commented
by
うお
at 2013-07-20 16:36
x
M野さん
こちらでも6月後半は2週間ほど毎日雨で、気温も10度前後まで低下しました。ドイツには梅雨という季節的イメージが無いし、ビールの売り上げが最も伸びる時期に当てが外れた・・・などの会話を耳にしました。
「じぇ」でしたか、南三陸地方で使っているなら、渡波あたりでも聞こえていたかも知れませんが、久慈になると遠いですね。「じゃじゃじゃ」もきおくにないなあ。方言がちゃんぽんで地元民は困ってしまいますが、『あまちゃん』はストーリーが芸能界に向かっていき、なんだかすごく楽しいようですね。
方言はかなり局地的に細かなニュアンスの違いがありそうですね。
渡波あたりで特徴的なのは自分のことを「おら」(接続形)とか「おい」(一人称)です。「私たちと一緒にやりましょう」という意味で「おらほにございん」と使います。とても温かみのある誘い言葉に感じます。
こちらでも6月後半は2週間ほど毎日雨で、気温も10度前後まで低下しました。ドイツには梅雨という季節的イメージが無いし、ビールの売り上げが最も伸びる時期に当てが外れた・・・などの会話を耳にしました。
「じぇ」でしたか、南三陸地方で使っているなら、渡波あたりでも聞こえていたかも知れませんが、久慈になると遠いですね。「じゃじゃじゃ」もきおくにないなあ。方言がちゃんぽんで地元民は困ってしまいますが、『あまちゃん』はストーリーが芸能界に向かっていき、なんだかすごく楽しいようですね。
方言はかなり局地的に細かなニュアンスの違いがありそうですね。
渡波あたりで特徴的なのは自分のことを「おら」(接続形)とか「おい」(一人称)です。「私たちと一緒にやりましょう」という意味で「おらほにございん」と使います。とても温かみのある誘い言葉に感じます。
by kokouozumi
| 2013-07-18 07:32
| 人々
|
Comments(4)